
素屋根を掛けました。


床下に以前使用していた炉の跡がありました。
割れていた束石は鉄骨を通して周りをコンクリートで固めて補強しました。
床下の木もずいぶん傷んでいましたの全て取り替えます。
朽ちた柱に新しい柱を継いでいます。


瓦と野地板を外しました。



梁が4か所で折れていることが判明しました。
更に以前の修繕の際に鉄骨が使用されていますが、今回これも撤去します。




全体を解体することなく、折れた梁の、折れた個所だけを入れ替えました。大変難しい技術ですが「人が組んだものが直せないわけがない」との力強いお言葉を頂きました。


雨漏れにより腐食しているところを直しました。
この上に漆喰を塗っていきます。

屋根に乗っていた『聞か猿』です。文化二年と書いてあります。200年以上前の瓦です。

土を使用しないで瓦を葺いていきます。